ちいさいひと 6巻(最終回) 結末を徹底ネタバレ

この記事では【ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜6巻(最終回) 結末を徹底ネタバレ|無料試し読みや感想・レビュー】という内容をお届けしていきます。

前半では「大輔君」とお母さん「恵理」さんの物語、後半では「桃香」ちゃんが性的虐待を受ける物語が描かれています。

●6巻(最終回)の結末徹底ネタバレ
●感想・レビュー
●無料試し読み

これらについてまとめました。
[tiisailive]

ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜6巻(最終回)の収録話

エピソード6

  • 最終話:共通の敵

エピソード7

  • 1話:同居
  • 2話:接近
  • 3話:勘違い?
  • 最終話:一歩

ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜6巻(最終回)の徹底ネタバレ

エピソード6

最終話:共通の敵

【何やってんだよ!万引きなんかしたら青葉商業行けなくなるんだぞ!!甲子園行きたいんだろ!?】

コンビニで万引きしようとしていた大輔でしたが、直前のところで健太が食い止めました。

せっかくお母さん「恵理」と5年ぶりに暮らし始めたというのに、このような問題を起こしてしまった大輔。

 

数日後、恵理は塚地に相談をしていました。「大輔との間に距離ができている気がする」と。

その時、大輔が帰宅しました。

が、塚地との会話は一言二言で、すぐに部屋に向かった大輔。そして、ガリガリっと爪を噛んで、何かを言いたげな様子も…。

 

塚地が児童相談所に戻ると、健太から大輔が万引きしようとしていた、ということを聞きました。

まさか大輔が・・・という表情を見せる塚地。

寂しそうな表情で落ち込みながらも、塚地は健太と一緒に大輔の家に向かいました。

 

「大輔、健太から聞いた。お前、万引きしようとしたんだってな。」

すぐに切り出した塚地。

そして、大輔を再び児童養護施設に戻そう、と提案します。

大輔・恵理・健太は、塚地の提案に驚きを隠せません。

大輔は「またそうやって俺を振り回すのか。俺はあんたのこと信じてたんだぞ!」と怒ります。

が、塚地は冷酷な目で「最初っからお前のことなんて、信じてねぇから」と告白します。

 

この一言にキレた大輔は塚地を殴ろうと拳を振り上げます。

”バシッ”

塚地を叩いたのは、大輔ではなく恵理でした。

そして、続け様に大輔のことも叩き、万引きのことを叱りました。

「やっぱ人って・・・そんな簡単に変われる訳ねぇよなあ」

塚地は持ってきた自分の野球のグローブを置いて、1人で先に外に出てしまいました。

 

塚地がおいて行ったグローブは、塚地と大輔の思い出が詰まったグローブ。

出て入った塚地を追いかける健太。「塚地さん!!」と呼びかけると・・・

塚地は号泣していました

塚地は大輔がツラい思いをしていたことを知っていたのです。

そこで、恵理と大輔が”本当の親子”に戻れるように、自らが【共通の敵】となるように振る舞っていたのでした。

 

数日後。

塚地はすっかり元気を取り戻していました。

大輔と恵理の関係も良好なようで、恵理は大輔の野球の試合の応援に来ています。

また、試合会場には塚地も訪れていました。

が、2人の視界に入らないように、壁に隠れて試合を見ていました。

「おっしゃ。午後の仕事も頑張りますか」

大輔が使っているグローブには”つかじ”という名前が入っていました。

エピソード7

1話:同居

谷本涼介(15)浜村桃香(15)が、帰り道で夏休みの計画を立てていました。

また、桃香のお母さんが再婚して、桃香には新しいお父さんができるとのこと。

新しいお父さんの名前は「鳴海」と言いました。

見るからに優しそうな男性で、すぐに打ち解けられそうな感じ。

だったのですが・・・

桃香のお母さんが夜勤に出かける準備を始めると、鳴海の表情が一変。

桃香を”性的な目”で見ているようです。

 

桃香は1人でお風呂に入り、鳴海のことを考えていました。いい人そうで上手くやっていけそう・・・。

”カシャ”

お風呂の外からシャッター音が。気のせいかと思ってやりすごした桃香。

お風呂から上がってラフな格好をしていると、またしても鳴海がいやらしい目つきで桃香を見ています。

 

”カシャ”

後日、再び外からシャッター音が。さらに、鳴海がお風呂の扉を開けて・・・

桃香ちゃん・・・一緒にお風呂入らない・・・?」と言ってきます。

嫌だ!無理!と拒否する桃香を無視して、上着を脱ぎ始める鳴海。

上着を脱いですぐに鳴海は出て行きましたが、桃香はひどく不安を感じていました。

 

お風呂・・・一緒に入るのが嫌なら・・・一緒に寝るのだったらいいよね・・・?

なんと、鳴海は桃香の部屋にまでやってきたのです。お母さんや涼介に助けを求める桃香ですが、そのことを言い出せずにいました。

2話:接近

「ねぇってば・・・桃香ちゃん」

鳴海の表情は”父親”からは遠くかけ離れていました。

桃香は恐怖からベッドで眠ることができず、気が付いたら朝になっていました。

目に出来たクマをお母さんに心配されますが、勉強を頑張っていたからと嘘をついてしまいます。

 

(昨日のことなんて・・・言えっこないよ・・・)

幸せそうなお母さんの顔を見ると、とても昨日のことを打ち明けることはできませんでした。

後日、涼介と一緒に図書館で勉強をしている桃香。

涼介が「なっ!」と桃香の肩を叩くと、桃香は鳴海にやられたことを思い出し、ビクッとなってしまいました。

異変を感じる涼介。

図書館からの帰り道で桃香にキスをしようとすると・・・異常に拒否されてしまいます。

「私なんて、もう涼介くんと付き合う資格ないよ・・・別れよ」

一方的に別れを告げる桃香。

涼介は納得いかない様子ですが、ここ最近の様子を振り返ると、やはり桃香は変だった・・・と感じます。

 

”ヴーン、ヴーン、ヴーン”

涼介の携帯のバイブ音が鳴り、相手は桃香でした。涼介が電話にでると・・・

助けて・・・

涼介はすぐに桃香の家に向かいました。

が、鳴海が「何もないよね、桃香」言うと、桃香は全く反論する様子もなく「涼介くん・・・帰って・・・」と言いました。

 

間違いなく何か問題がある。

涼介は帰宅して「娘 義父 問題」と検索してみると・・・ある問題の可能性に行き当たりました。

【性的虐待】

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3話:勘違い?

桃香は每日のように鳴海から嫌がらせを受けていました。

心身ともにいっぱいいっぱいになっていたものの、誰にも相談できずにいました。

涼介は桃香の異変に気付き「何かあるんだろ?」と持ちかけるものの、やっぱり桃香は打ち明けられない様子。

 

「だったらさ、健太さんに相談してみない?」

涼介は児童相談所の健太に相談してみよう、と提案。桃香もとりあえずは納得し、後日2人で児童相談所に訪れました。

ただ、ここあでも桃香は打ち明けられずに「私の思い込みだと思います!!」と言って、そそくさと帰ろうとします。

が、大場が機転を利かせ「ケーキ食べる?今お茶持ってくるね」と言って阻止。

部屋から出た大場は、すぐに所長の席に向かい「緊急受理会議」を提案。

所長もすぐに納得し、両親の話を聞いたうえで一時保護するかどうかを判断することになりました。

 

「いやあー、すみません。なんか誤解を招いてしまったみたいで・・・」

鳴海はうまくごまかしながら話を進めていきます。話を聞いていた塚地と健太は、まんまと鳴海の嘘にひっかかります。

そして、鳴海は「桃香の部屋に鍵を付ける。それなら安心するだろう」と提案。

結局、一時保護するかどうかは見送りとなりました。

 

「あのー、鍵付きのドアノブはありますか?」

鳴海は約束通り、ホームセンターで鍵を購入していました。

が・・・しっかり合鍵も作ってもらっていたのです。

最終話:一歩

桃香の部屋の扉に鍵を付ける鳴海。その表情はもう”犯罪者”のようなものでした。

健太は涼介や桃香の様子を見て、異変を感じていました。

そして、長澤や藤井の後押しもあって、もっと踏み込んで調査するために動き始めます。

 

その日の夜。

鳴海は作った合鍵を使って、桃香の部屋に入り込んできました。

涼介が桃香の家を訪れると・・・鳴海が桃香のことを襲おうとしています。

桃香は入浴中に隠し撮りされた写真を見せられ、脅され・・・ただ「いやー!」と叫ぶことしかできませんでした。

 

その時、タイミングよく健太がやってきました。

警察を待っていたら手遅れになる・・・・

健太は持っていたカバンで窓ガラスを割り、強引に桃香の家に入ります。そして、猛ダッシュで桃香の部屋に向かいます。

「何やってんだ!!」

何とか桃香を助けることができた健太。鳴海の携帯も押収し、ひとまず事無きを得ました。

 

ですが、翌日。

健太は所長にこっぴどく怒られるのでした。

違法性は問われないだろうけど、行き過ぎ。単独行動したのは事実だから、報告書を書きなさい!

肩を落とす健太でしたが、所長が続けてこう言いました。

「1人の人間としての行動なら、間違ってなかったと思いますよ。」

 

その後、涼介がやってきて、健太に感謝の気持ちを述べます。そして、健太は涼介にアドバイス。

「もしまた彼女が”私なんて”とか”汚れちゃった”とか言ったら、”俺はそうは思わないよ”って言ってあげて!」

涼介は桃香のところへ行き、もう一回付き合わないか?絶対に嫌がることはしないから、と告白。

桃香はスッと涼介にキスをするのでした。

 

健太はとあるアパートの部屋の前に来ていました。

【桐島遥】

健太の実母の部屋です。ひどく虐待を受けていた過去があるため、健太はなかなか一歩が踏み出せずにいました。

ですが・・・健太は自分と向き合うことを決意して、チャイムを鳴らします。

「母さん!」

[tiisailive]

ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜6巻(最終回)の感想・レビュー

養護施設で働いていた時に関わりのあった、児童相談所の話。何度も涙を流しながら一気に読了。これでおしまいなの?まだまだ続けて欲しいなぁ。私があの頃関わった子どもたちは、今どうしてるのだろうか。ずっと気になってる。

性的虐待のお話し。なんでなんでそういう事するの?って思ってしまう。それを守る児童福祉司。漫画の主人公はかなりかっこ良く描かれているが、実際はもっともっと大変なんだろうなぁ。これからの世の中を良くしてもらいたいです。子供達を守ろう。あと、大人でも不安だったり、なんとかハラがいっぱいあり、いじめみたいのがあります。もっと生活しやすい世の中になって欲しい^_^

全6巻を通じて漫画としての出来や、虐待の描き方や解決への道筋の付け方が皮相をなぞった感があること、等々、多少物足りないものはあるけれど、少年誌に、児童虐待や児童相談所職員の物語を、きちんとした専門家の監修を基に、掲載されてきたということが一つの収穫のような気がします。物語も、辛い実態は描かれるけれども明るいトーンを失わないところ、、主人公が周りの助けをながら成長し続けていくところもいい。

最終巻。ハラハラ…最後は急ぎ足で終わった印象だけれど、全7話、27回のストーリーは7割が実際に取材・記事化してきた作品だそうです。(取材・企画協力の小宮純一さんはNPO法人埼玉子どもを虐待から守る会理事、元埼玉新聞記者)虐待を知ることは虐待の防止、予防、発見にもつながる。漫画ならばノンフィクションよりもとっつきやすい。

これで完?なんかあまりにもあっけない。サバイバーの健太が自身の虐待の経験をこれからどう乗り越えるかは、なしということなんだろうか。児童福祉士をしながら自身の経験をフラッシュバックさせていたので、過去の体験は描かなくてもいいと思いますが、これは虐待の事例を並べただけになってないかと思ってしまう。

この巻で最終巻。中身は結構濃かったが主人公のラストはなんだかあっさりしてた気も…。

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