ちいさいひと 3巻 徹底ネタバレ|無料試し読みや感想・レビュー

この記事では【ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜3巻 徹底ネタバレ|無料試し読みや感想・レビュー】という内容をお届けしていきます。

3巻のテーマは東日本大震災。この子がいなくなればいい・・・と思う時がある「玲奈」

玲奈は息子の「歩」の手をとって津波から逃げますが、途中で歩が転んでしまいます。

このまま1人で逃げるか・・・それとも・・・。

  • 3巻のあらすじ・徹底ネタバレ
  • 感想・レビュー
  • 無料試し読みの紹介

これらについてまとめました。
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ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜3巻の収録話

震災特別編

  • 2話:足止め
  • 3話:応援
  • 4話:安否確認
  • 最終話:決意

ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜3巻の徹底ネタバレ

震災特別編

2話:足止め

合同庁舎には住民300人、職員300人の合計約600人が避難していました。

が、1階部分は完全に水没してしまい、水・食料ともにほんの僅かしかありませんでした。

石巻児童相談所の職員たちは、何ができるのか?自問自答していました。

そんな時、所長の「本橋」が一言。

【笑うんだ。子ども達の前で。】

本橋所長の言葉に、決意を固める職員たち。

 

その晩、毛布を運んでいた「佐藤」は、外からおーい!という助け声を聞きます。

大丈夫ですかー!

そう言って窓を開ける佐藤でしたが・・・どこにいるのかわかりませんでした。

そして、津波に流された車の警報音が一斉に鳴り響きました。

【まるで最後の助けを求めるように】

 

佐藤は既にいっぱいいっぱいでした。

自分も怪我をしている、家族の安否もわからない。児童福祉司だからって他人の子どもを助けなきゃいけないのか。

そんな佐藤に対して、本橋所長は昔話を始めました。

本橋所長の同僚は、どんな時でも・何があっても子どもに命懸けで向かい合っていたそうです。

そんな同僚に、なぜそんなに頑張れるのか?と尋ねると・・・

【子どもは俺達の輝く未来だから・・・】

 

そして、3月14日午後。

合同庁舎に避難していた住民・職員たちが、みな救助されました。

ですが、これからが本番でした。

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3話:応援

青葉児童相談所には、厚労省からの派遣要請が届いていました。

健太は真っ先に声を上げるものの、半人前だからという理由で、所長に拒否されてしまいます。

 

石巻児童相談所の職員たちは、措置児童(親と切り離されて生活している子たち)の安否確認を再優先に動き始めました。

とはいえ、圧倒的に人出が足りません。車も足りない。通信機器も足りない・・・。

 

健太は3日間の連休を使って、石巻市にボランティアに行くことに。

副所長の「藤井」のツテを使い、石巻児童相談所の本橋所長のもとを尋ねることになりました。

 

その頃、大島玲奈の息子「」は、恐怖で泣き続けていました。

周りの避難者からもうるさい!寝れない!と言われてしまい、雪が降りしきるなか外に出て行きました。

泣きながら話し続ける歩・・・ですが、玲奈は歩に対して手を出してしまいます。

【・・・あんた・・・なんかね・・・】

4話:安否確認

石巻児童相談所を訪れた健太。到着してすぐに「佐藤」と行動することになりました。

朝から晩まで確認作業を続けた2人。

健太は佐藤の家に泊まることになりました。

食事をしながら本橋所長のことや震災のことを話す佐藤。ですが、ふと「人が何人いても足りない」と弱音を吐いてしまいっます。

そして、そのまま眠りにつくのでした。

健太は自分には何ができるのだろう?と自問自答をしていました。

 

翌日、一通りの確認作業を終え、あと一件の確認が取れれば避難所の巡回に入れるところまできていました。

その時、再び大きな余震が・・・。今、津波が来たら・・・。

ですが、佐藤は勇気を振り絞りアクセルを踏み込みました。

【子ども達は僕達の未来ですから。】

最終話:決意

小学校に辿り着いた健太、佐藤、梅原の3人。

子どもたちは津波から逃げるような遊びをしていました。健太は不謹慎なのでは?と感じたのですが、梅原が子どもたちに混じって遊び始めました。

【”ごっこ遊びを通して恐怖体験を克服しようとしている】

大人がやるべきことは、津波を過去のことにしてあげること・・・。

 

そう話す梅原の視線の先には、大島玲奈と歩くんの姿が。梅原が駆け寄ろうとすると・・・

「玲奈!!!歩!!!」

2人の名前を呼ぶ男性の姿が。そう、お父さんです。

緊張の糸が切れたかのように泣き出す玲奈と歩くん。

そして、玲奈はお父さんに育児の不安を告白しました。「このこがいなければ・・・って思ってしまって」

 

一方、歩くんは健太に肩車をされながら話していました。

【僕も”漁師”になる!今度は僕がママの手をギュッってするんだ!】

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ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜3巻の感想・レビュー

地震の話の完結編。そうですよね、子供って未来への希望ですよね。其れがどんな状況であれ、変わらないですよね。

震災から2年半以上…だけど、まだ、ほとんど何も知っていないんだということを改めて知らされる。お母さんが迷ったことで自分を信用できなくなっていたのにたいして、子どもは、「お母さんが必死で手を差し伸べたこと」を記憶していた、そのことに、なにか隠されていた光るつよさ、みたいなものを感じた。

震災編完結。「子ども達はオレ達の未来ですから」…なんて素晴らしいひと言だろう。

震災特別編。実際にそのときの様子を取材して描いたらしく、途中途中の漫画で描けなかったところをルポとして載せてるのはいいなと思いました。すごいなって言葉で片付けるのは失礼だと思うけど、これからも前に進んでいってほしい。

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