ちいさいひと 1巻 徹底ネタバレ|無料試し読みや感想・レビュー

この記事では【ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜1巻 徹底ネタバレ|無料試し読みや感想・レビュー】という内容をお届けしていきます。

虐待・DV・ネグレクトなどがテーマとなっている「ちいさいひと」とてもシリアスな内容で、今まで知らなかった”現実”を突きつけられます。

●1巻のあらすじ・徹底ネタバレ
●感想・レビュー
●無料試し読みの紹介

これらについてまとめました。
[tiisailive]

ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜1巻の収録話

エピソード1

  1. 予兆
  2. 立ち入り調査
  3. 叫び

エピソード2

  1. 交錯

ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜1巻の徹底ネタバレ

エピソード1

予兆

4月1日午前9時(研修1日目)青葉市ー
オレは今日からこの町の児童相談所で働くことになった。

主人公の「相川健太:22歳」は、今年から児童福祉司として働く新米。

同期の一時保護所の保育士「長澤彩香」と出社する健太。おっちょこちょいでせっかちそうな様子で、長澤に世話をやかれています。

 

4月1日午前9時。
健太と長澤が出社している頃、アパートの一室で何かが起ころうとしていました。

朝なのにカーテンは閉じられ、部屋にはゴミ袋が散乱しています。

お母さんが帰って来た!

女の子は玄関の扉を開けようと立ち上がりますが・・・髪の毛はボサボサで服もよれよれ。

それ以上に衝撃的なのが、ガリガリに痩せ細った手足です。

 

女の子の名前は「莉子:りこ」と言います。

莉子のお母さんはご飯が入った袋を渡すと、すぐにどこかへ行ってしまいました。

【ビィヤーーーー】

大声で泣き叫ぶのは、莉子の妹でまだ赤ちゃんの「愛莉:あいり」です。

お母さんが帰って来る前から泣き続けていて、未だに泣き止みません。

 

入社の挨拶を済ませた健太と長澤。先輩に連れられ、児童相談所の中を見て回ります。

翌日、4月2日午後12時。

青葉市の保育所を代表してミーティングに参加していた「深津」が、健太の先輩「塚地」に尋ねました。

【気になる家族がいる。なかなか子どものお母さんに会えない】

その後、塚地は深津と一緒にその家庭を訪れました。

愛知ちゃんに会わせて欲しいと言っても、頑なに拒否されてしまいます。

愛莉のお母さん「遼子」はまともに育児すらせず、勝手に新しいマンションも契約していました。

 

【ママ・・・もう帰ってこないから。愛莉のことお願いね・・・】

遼子は莉子にハンバーガーとポテトが入った紙袋を渡し、顔も合わせずに帰ってしまいました。

莉子は歩くのもいっぱいいっぱいの様子。受け取ったポテトとムシャムシャと食べ、愛莉にも分けようとします。

午後10時。

莉子は愛莉に水を飲ませようとしますが、ゲホゲホと咳込み飲み込むことができません。

「ママ!!!愛莉・・・泣かなくなっちゃったの!!!」

遼子は1人でバーに訪れていました。

「よかったじゃない、静かになって・・・」

莉子にそう言い残し、遼子はバーで働く男と飲みに出かけてしまいます。

 

翌日、午前10時。

健太が働く児童相談所に、遼子から電話が。ひどく怒った様子でいい加減にしろ!と言っています。

健太は遼子の電話から”異変”を感じ取りました。

健太自身も幼少期に虐待を受けていたので、子どもが発するSOSに敏感だったのです。

立ち入り調査

健太が児童福祉司として働いて5日目のことでした。

健太たちはミーティングを開き、佐藤家(遼子・莉子・愛莉の家)の詳細を確認していました。

強制介入を提案する健太でしたは、あくまでも”カン”でしかなかったため、認められるはずがありませんでした。

 

4月5日午前10時

この日は青葉市立青葉小学校の入学式。入学式に参加するはずの莉子だったのですが、聞いてみたところ欠席したとのこと。

しかも入学説明会にも来なかったそうです。

間違いなく問題がある。

健太と塚地は「緊急受理会議」を開くため、近隣住民の方々に佐藤家のことを聞いて回りました。

そこで、ある共通点を見つけます。

【誰も、実際に子ども達を見ていない】

その後、塚地は愛莉の医療ソーシャルワーカーに確認を取り、確固たる証拠を得ました。

 

同日午後5時。

緊急受理会議が開かれ、塚地は「医療ネグレクトは濃厚」と判断します。

が、所長は「無駄足になるんじゃ?」と否定的な意見。

そんな時、遅れて健太がやってきました。1人で聞きこみ調査を続けていて、遼子がバーの男と2人で暮らし始めた、という情報を入手していました。

この意見を聞いた所長は、立ち入り調査を認めるのでした。

叫び

遼子のお母さんの家を訪れた健太たち。ですが、そこには莉子・愛莉の姿がありません。

健太は遼子の視線を感じ、猛ダッシュでアパートへと向かいます。

健太がアパートのドアを開けようとすると、ドアチェーンがかかっていて開きません。

部屋の奥には莉子の姿が・・・

ドアチェーンを壊し部屋に入ると、そこはひどい有様でした。

莉子も愛莉も何とか無事でした。

「私が悪いんじゃない・・・」そう言ってビニール傘で莉子を叩こうとする遼子。

間一髪、健太が身を挺して守ります。

【莉子ちゃんは何も悪くないよ。何も・・・悪くない。】

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エピソード2

交錯

「ねぇ、ボクたちどうしたの?青葉保育園の子かなぁ」

女性の視線の先には小さい2人の兄弟が。女性が兄弟の顔を覗き込むと・・・

お兄ちゃんの顔はひどく腫れていて、手足にはタバコを押し付けられたであろう跡が。

女性は兄弟を青葉保育園に連れて行くものの、すぐにパニック状態に。

 

その後、青葉児童相談所に保育園から電話が。

「体中キズだらけ?」健太はすぐに保育園に向かいます。

その頃、兄弟は健太たちが来るまで保育園で待機することになりました。

お兄ちゃんの名前は「かーくん:3歳」、弟の名前は「ゆーくん:2歳」

保育園の方がかーくんから話を聞くと、お父さんが夜帰ってくると、かーくんのことを叩くとのこと。

 

健太たちが辿り着く前に、警察がやってきました。

保育園のスタッフは警察と話をするために、一旦外で。ですが、この隙を見てかーくんとゆーくんが脱走してしまいました。

 

2人は脱走している最中に、お母さんと合流。

「ママがお買い物に行っている間は、勝手に外出ちゃダメだって言ったでしょ!ほら、お顔が見えないように帽子かぶって・・・」

[tiisailive]

ちいさいひと〜青葉児童相談所物語〜1巻の感想・レビュー

正直な感想を言うと『今の児相はうちの子供達(障害児)がお世話になってた頃と全然違うよ。』って友達から聞いてたけど、本当にあの頃と中身が違ってきてるんだなぁって…思った。児相って障害児のサポート機関って認識しか私には無かったんだよ、虐待とか聞いたことなかったし…。でも、今違うんだね理不尽な目にあってる子供が増えてきてるんだね。母親が虐待に向かった心境はあんまり描かれてないけど子供の置かれてる状態がリアルに描かれてると思う。大人が読んだ方がいい漫画。子供には母親が世界の全てなんだよ(ノд-。)クスン

アメリカのように親権剥奪、強制調査を取り入れて貰いたい。児童相談所の力が弱すぎる。警察と司法両方と同等かそれ以上の権力を与えて欲しい。じゃないと踏み込めないで死者を増やすだけになってる気がする。虐待じゃなく、気性の激しい子もいるから、その判断をする人も増やして欲しい。昔の法律のような善人が前提では無理があると思う。

児童虐待から子どもたちを救おうと、駆け出しの児童福祉司が奮闘する物語。一人では生きる力を持たない子どもたちがいわれなき暴力を受けているつらさ、それでもなお親の愛を求めようとするけなげさが胸を突く。目を背けたくなるけれど、これが現実に起こっていることの一端であること、そして、同時に主人公のように熱い気持ちを持って子どもたちを救おうとしているおとながいることを、本作を通じて知ってほしいとも思う。仕事を通じた成長物語としても読める内容なので、多くの人に手にとってもらいたい。

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