青の母 4巻(最終回) 結末を徹底ネタバレ｜壊れた絲子は大丈夫？フクロウは何者？

この記事では【青の母 4巻(最終回) 結末を徹底ネタバレ｜壊れた絲子は大丈夫？フクロウは何者？】という内容をお届けしていきます。

本性を現した冬弥。そして、冬弥によってバラバラにされてしまった絲子。薄れゆく意識の中、絲子の名前を叫んだのはフウロウでした。

この記事の目次

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青の母 4巻(最終回) 結末のあらすじ・徹底ネタバレ
青の母 4巻(最終回) 結末の感想・レビュー
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青の母 1巻〜4巻までのネタバレまとめ

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青の母 4巻(最終回) 結末のあらすじ・徹底ネタバレ

壊れた器
壊れた壺

身体が
身体がバラバラ

動かない
動けない

歌が流れ出る

バラバラになった絲子の身体、冬弥にボコボコにされる空木。

「待って！フクロウにーちゃん待って！」
「止まるなすずめ！あいつが、冬弥が来る！！」

そして、背後から冬弥の飼い犬がやってきてきました。

が、フクロウが一瞬で撃破。

「お前の主人に伝えろ。”今度こそ、貴様から女を救ってみせる”とな」

なんとかこの場を凌いだフクロウやすずめでしたが、早くしなければ絲子の魂が・・・

「フクロウ！すずめ！こっちだ！！早くこい！」
「あの声は・・・」

フクロウたちは声の主のところへ向かいました。

この人物の名前は「のすり」

フクロウとは腹違いの兄弟のようです。

自らの呪いを解く空木

その頃。

空木は冬弥にボコボコにされ続けていました。そして、冬弥は空木に言いました。

「俺がかついてお前ら物部家の人間にかけた呪いは、血を媒介とし子々孫々と受け継がれていく、永遠の牢獄の呪いだ。本来なら空木の血を引くすずめも一里塚に囚われているはず」

「それなのにすずめが一里塚の外で生活できていたのは・・・あれの母親が原因だな。あいつは青の母だからね」

すると・・・

空木は隠しておいた小刀を取り出し、自分の手首に突き刺しました。

「空木、デメェ・・・一里塚の呪いを解くつもりか！！」

「死に方ぐらい自分で選ばせてもらうぜ！！」

自ら命を断った空木。

そんな空木を冬弥は蹴り飛ばし、崖の下へと突き落とすのでした。

「きゃははっ！」

そこに、人間の姿をした絲子がやってきました。

「絲子・・・よかった・・・まだ近くにいたんだね。さぁ、こっちへおいで」

「きゃはっ」

絲子は冬弥が持つ能力【御山の子の能力】を使って、冬弥の首を絞めました。

が、冬弥はすぐにこれを解き、絲子を追いかけました。

「結・・・絢・・・絶子・・・綾子・・・虹子・・・縁・・・そして絲子」
「糸の女、専念もの間丹精込めて育ててきた甲斐があった」
「この御山で俺から逃げられると思うなよ。縁のようにはいかんぞ」

フクロウの正体は「冬弥」

その頃。

人形の絲子は不思議な空間を彷徨っていました。

すると・・・そこには死んだはずの母親が・・・？

「お母さん・・・？」

「ダメだ」

1人の男が絲子を止めました。

「あ・・・あなたは・・・」

「・・・・つき・・・つきふくろう」

次の瞬間。

絲子は意識を取り戻すのでした。

そして、絲子はフクロウに尋ねました。

「私達・・・前に会った事ある？」

「まるで縁に・・・お前の母に再び出会ったかのようだよ」

「フクロウ・・・あなた・・・もしかして・・・！」

なんと、フクロウの正体は「冬弥」でした。

そして、フクロウ（冬弥）は「冬弥の息子」なのです。

フクロウいわく、

フクロウ（冬弥）は先代の冬弥の息子
冬弥は死んでもすぐに新しい身体に生まれ変わる

とのこと。

永遠に続く生と死の循環。御山に愛された子の・・・御山の子の祝福であり、呪い。

その頃。

御山の子：冬弥は人間の絲子を捕まえました。

「さぁ、初代青の母・月乃復活の申請なる儀式を始めよう」

「やっと・・・やっと会えるよ、月乃。いや・・・母様・・・っ」

青の母 4巻(最終回) 結末の感想・レビュー

空木の親としての矜持に胸打たれる最終巻。冬弥さん、見た目爽やかなのに、中身は中々の外道ですね。嫌いじゃないです。空木、死の間際のすずめに会えて良かった。もう号泣。子供を儲けるだけでは親になれない人間もいますが、痛々しい空木の父性愛は琴線に響きました。ラストが意味深なので、サイドストーリーは引き続き読もう。

うわぁていうところで終わり。続くにしても、世界破滅しちゃってるんじゃね……どうするんだろうという。結局主人公の彼氏は強烈なマザコンであって、そんな彼女と何回も夜を過ごしたりした可能性もあると。蘇りでもあり、生まれ変わりでもある。ちょっと複雑な関係で彼が結局何をしたかったのかがわからないままでしたね。母さんを蘇したかったということもありますが、実際彼の呪いと祝福で死ねなくなってる人もいるし、あの村の呪いというシステムはかなり複雑そうでわからない。続きがどうなることやら。