僕だけがいない街 6巻 徹底ネタバレと感想・レビューまとめ

この記事では【僕だけがいない街 6巻 徹底ネタバレと感想・レビューまとめ】という内容をお届けしていきます。

ついに真犯人にたどり着いた悟。ですが、真犯人の正体は「八代先生」でした。6巻では八代先生がなぜこうなったのか?という背景が描かれています。

●6巻のあらすじ・徹底ネタバレ
●感想・レビュー
●無料試し読みができるサイト

これらについてまとめました。
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僕だけがいない街 6巻の収録話

  • 31話:敗北 1988.03
  • 32話:蜘蛛の糸 1971.10〜1987.04
  • 33話:目覚め 2003.08
  • 34話:閉ざされた扉 2003.08〜2004.02
  • 35話:鍵 2004.04

僕だけがいない街 6巻のあらすじ・徹底ネタバレ

31話:敗北 1988.03

【悟、君は「誘拐犯が居ると確信」して行動している】

八代先生は悟の行動に気付いているようです。そして、あのトラックに美里は乗ってないと言い、どこかへ向かいます。

悟は混乱状態。

これまで味方になってくれていた八代先生がまさか・・・。

八代先生の話など全く頭に入ってこず、バカだな俺と自分を責めます。

と同時に、これまでのことを振り返り、全ては八代先生の「誘導」によるものだと気付きました。

夜になり雪が降ってきました。

悟を乗せた八代先生は河川敷にやってきました。悟はシートベルトを外して逃げようとするも、ベルトが外れません。

【ゲームオーバー】

八代先生は1人で車を降り、バスケットボールをアクセルの間に挟み込みました。

勝手に走りだす車。そして、悟を乗せたまま川に落ちてしまいます。

32話:蜘蛛の糸 1971.10〜1987.04

八代先生には2歳上の兄がいましたが、非常に暴力的でした。

八代先生は対照的で学校でも成績優秀。両親は兄よりも八代先生を溺愛するようになりました。

両親に見切られた兄は、心に空いた穴を埋めるための代償行為として、八代先生に暴力を振るっていたのです。

次第に、兄の暴力は「性的」なものに変わっていきました。

八代先生は兄に「学、あの子を連れて来い」と命令され、女の子に声をかけるようになりました。

最初は失敗していたものの、「ひとりぼっちの女児」を狙い、近付く術を身に付けました。

 

また、当時八代先生はクラスのヒエラルキーで頂点に立っていたため。相談事をしてくる生徒もいました。

ある日、生徒からたくさんのハムスターを預かり「僕が何とかする」と言います。

八代先生が取った行動は、水が入った大瓶にハムスターをみんな落とす。

みんな死ぬ・・・と思って見てみると、1匹だけ生き残ったハムスターがいました。

そのハムスターは息絶えた他のハムスターの上を渡り歩いて生き延びていたのです。

八代先生はそのハムスターに「スパイス」と名づけて育てることにしました。

 

ある日、八代先生の兄は1人の女児を殺してしまいます。

八代先生は無理矢理手伝わされ、女児を長持(長い木の箱)に隠しました。

が・・・結局見つかってしまいます。兄は罪の意識から自ら命を立ってしまうのでした。

その後、八代先生は小学校教員を志し、道内の教育大学に進学します。

そして、大学3年の教育実習で、8年ぶりにこの街に戻ってきました。

【僕には抑え続けてきた衝動があった】

八代先生は何かを狙うかのような目つきで女子小学生を見ています。

そして、過去に身に付けた術を使い、ひとりぼっちの女の子に声をかけるのでした。

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33話:目覚め 2003.08

悟のお母さんはコンビニで働いて帰宅して、またコンビニに行くという単調な生活を送っていました。

とある日、コンビニを休んで1人でぶらつくお母さん。

「そういえば、悟がいつか言ってたっけ」
【ホントはさ、上野には電車一本で行けるんだ】
「ホントだ・・・あの言葉は何だったんだべ・・・」

お母さんは悟が言っていた言葉を思い出し帰路につきます。

家に帰り部屋に入ると、そこには機械を付けられ眠っている悟の姿が。

お母さんは昔の出来事を思い出しながら料理を作っています。

「おはよう、悟」

涙を浮かべて挨拶をするお母さん。悟が目を覚ましたのです。

34話:閉ざされた扉 2003.08〜2004.02

  • 悟が事件に遭遇したのは1988年(昭和63年)3月14日
  • 川に落ちた車を発見したのは女性の獣医師
  • 見つけたのは本当に偶然
  • 奇跡的に一命を取り留めたが、仮死状態になっていた
  • そして15年もの間眠り続けた
  • 探偵ごっこと言って行動していたが、ごっこではないことを悟自信の事故が証明した
  • 悟の言う【真犯人】は実在した
  • ただ、警察に言っても対応して貰えなかった
  • 僕が必ず【真犯人】を追い詰めてやる

【親愛なる友人 藤沼悟へ・Ⅰ 小林賢也】

悟は身体の機能がほとんど麻痺していました。耳は聞こえるものの、口も手も脚も動きません。

ですが、リハビリを続けた結果、声が出るようになりました。

そして、主治医から「最期に覚えていることは?」と質問されます。

「お母さん、僕の笛はどこ?」

ほっと安心するお母さんでしたが、悟は「15年という空白の時間」があるのでした。

悟がこの時間の記憶を思い出そうとすると、胸の痛みと共に失敗に終わっていました。

その後も奇跡的な回復を見せる悟の前に、ケンヤとヒロミがやってきました。過去の話は一切せず、他愛もない会話を楽しみました。

それから2ヶ月後、悟の目の前にとある女性の姿が。

加代です。赤ちゃんを連れた加代の姿を見て、悟は泣きながら「おめでとう」といいます。

【悟と過ごした時間があったから、あたしは幸せになれた】

35話:鍵 2004.04

悟は「自分自身に対する疑問」を解消したく、記憶の扉を開けようとしていました。

ただ、断片的に覚えている記憶がありました。

それが、中学3年の時の記憶です。

・・・?悟は小学生の時に事故に遭ったのに、中3の修学旅行の様子が映像のように映し出されました。

さらに・・・

  • 国鉄という呼び名に違和感がない
  • 初めて見たはずの「平成」にも違和感がない
  • 我慢・心拍計・喪失感、全部漢字で書ける

【閉ざされたあの扉の奥に・・・答えがあるのだろうか?】

その後、賢也が書いた「ファイルⅡ」に目を通します。

  • 1989年7月に長期療養可能な千葉県の病院に移った
  • ケンヤは澤田さんと一緒に真犯人を追い続けている
  • 【あの時、君は僕らのヒーローだった】

ひとりぼっちじゃないことの誇らしさを知った悟ですが、何一つ全く頭に入ってきません。

加代を救ったことも他人事のように感じています。

 

後日、悟は骨髄移植を受ける女の子と話をしています。その様子をパパラッチが撮影しています。

すると、何者かがカメラを取り上げ、パパラッチの顔面にグーパンチを入れます。

このシーンどこかで・・・。

「愛莉」です。悟の扉の鍵を開けるのは愛莉・・・?
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僕だけがいない街 6巻の感想・レビュー

読み出したら止まらなくなり、夜更かしして一気読み! 「リバイバル」モノはこれまで無かった手法ではないんだけど(米ドラマ、トゥルー・コーリングとか。面白かったのに打ち切られた!)、サスペンスとの絡め方が巧い、ぐいぐい読ませるミステリ作品です\(^o^)/ 荒木(神)飛呂彦せんせいのアシ上がりと言う作者の、今後の展開に期待大(上からな物言い)w 来月出る新刊はよ!

予想を華麗に裏切る展開に鳥肌が止まらない。
読みながら度々、「おぉ!」「おぉっ!?」と声を上げてしまった。

【内容】
・真犯人の手にかかったものの一命を取り留めた悟は昏睡のまま現代へ
・リープ後の記憶はほとんど覚えていないものの、何かがあったらしいという違和感は覚える
・ケンヤの手記により事件の存在を知る
・アイリに出会う

これはほんとに大傑作なんじゃないだろうか。ここに来てタイトルの重みがずしんと。どうなるんだいったい。。

無茶苦茶意外な展開で、正直びっくりした。
犯人が、「まあ、そうだろうね。」ってなった段階で、終わりかと思ったら、そっからが、凄い。こんなん、ありか。

何書いてもネタバレになりそうなので、開き直っていろいろ感想を残しておこうと思います。

1〜5巻までで続いた戦いに1つの決着がついたのがこの巻。結論を言ってしまえば、主人公は負けてしまった。ただし、完全な敗北ではなく、未来を変えることには成功した。

まだ死んでしまったわけではなく、ここからどう再起するかが気になるところ。
行方をくらませてしまった真犯人とどのように対峙するのか、これまでの「現代」ではいなかった仲間たちがどのように活躍するのか。いよいよ現代での戦いが始まるのだろうか、次回が気になって仕方がない。

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僕だけがいない街 7巻 徹底ネタバレと感想・レビューまとめ

2016.02.16
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