村祀り（むらまつり）の3巻をネタバレ紹介していきます。
巫女同士がみだらな行為をしているその後ろに立っていた異形のもの。
レイプ魔たちの首を次々とはねたものと相違ないと思います。
その正体は果たして何だったのでしょう。
今回も冷静沈着な三神さんに恋をしつつ、ワクワクドキドキしながらあっという間に読み終わっちゃいました。
エロとグロとが融合したエロティックミステリーサスペンス、3巻。
あらすじやみんなの感想もまとめてみましたので参考にしてください。
[muramaturilive]村祀り（むらまつり）3巻の集録話は？
村祀り（むらまつり） 3巻の収録話は全部で8話からなっております。海
- 蜘蛛の村③
- 海蜘蛛の村④
- 海蜘蛛の村⑤
- 海蜘蛛の村⑥
- 黒聖の村①
- 黒聖の村②
- 黒聖の村③
- 黒聖の村④
村祀り（むらまつり）3巻の主な登場人物は？
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- 三神荒：民俗学者。黒い仏像（黒仏）の謎を追っている。
- ホーライ：三神に骨董品を探すコーディネーターを依頼している男。
- 忍：三神の昔のパートナー。黒仏にかかわる謎を追っているうちに亡くなった。
- 花梨：三神が黒仏にまつわる組織から以前助けた女性。忍に似ている。
村祀り（むらまつり）3巻のあらすじ
南方に浮かぶ「王仁島」。ある目的を持ってここへ赴いた三神は海岸で異様に長い手足を持つ死骸らしきものを目撃する。それは島の“聖域”で女だけが営む秘事と深い関わりがあり…!? かつて流刑地だった島で淫らな欲望が渦巻く男子禁制の祀りが始まる…。
出典：まんが王国
村祀り（むらまつり）3巻のネタバレ
村祀り（むらまつり）3巻のネタバレを各章ごとに書いていきます。
海蜘蛛の村③
三神達が訪れた王仁島は昔から女が多く、隠れ遊郭としてにぎわった歴史を持っていた。
その昔、中国の英雄がこの島を訪れたといわれていて、三神達はその宝を探しにきたのだった。
村の女たちは祭りの準備をしているが、その祭りは当事者たち以外禁制だと知った三神は興味を持ち、ホーライに病気のふりをさせて周りの目を欺き侵入を試みます。
海蜘蛛の村④
両手両足が長いモノに対して、峰田がおびえていたのを見た三神は何か知っているのではないかと単当直入に聞きます。
峰田は以前、この島の近くを訪れた時に彼氏が殺されたこと、彼氏を殺した男たちが海から上がってきたそのモノ達に殺されたとを打ち明けます。
三神はおそらくあれは竹馬のようなものだと話、祭の行われる無人島に村の若者の手を借り、峰田と忍び込みます。
海蜘蛛の村⑤
島では女たちが、その竹馬のようなもの（ハバキ）をつけた状態で祭で舞う神楽の練習をしています。
三神達はそれを見て異形の者たちの正体を知ります。それは村長をはじめとした、島の巫女達でした。
そして年長の巫女はみだらな行為によって若い巫女たちを骨抜きにしていたのです。
それを見つけて怒鳴り込んだのは、三神達を島に送ってくれた若者でした。
海蜘蛛の村⑥
巫女の一人は彼の恋人であり、幼馴染だったのです。
若者はその場でなたをで胸を貫かれ殺されてしまう。
三神達はその場を必死で島から逃げ出しました。
そして、三神はその神社からひっそりと宝と書物を持ち出しました。
宝はホーライに譲り、書物を読むと島の女たちはハバキを使い、海を渡り強盗を働いていた歴史を知ります。
そして強盗で得た宝の一覧の中には、黒仏の名もあったのです。
黒聖の村①
調べものに根を詰めすぎた三神が自宅で倒れているのをホーライが見つけます。
何をそんなに調べていたかを聞くホーライに、三神は以前店に未亡人によって持ち込まれた黒仏が消えたこと、それを持ち込んだ未亡人が急に老け込んだ姿の後ろに黒仏が戻っていた映像の話をします。
場所は変わって、現存する33体の黒仏を集めようとしている老人たちがいます。
彼らは黒仏を「まくろさま」と呼び、その仏像が持つ恐ろしい力に心酔しているようでした。
黒聖の村②
黒仏があると思われる場所を訪ねて回っている三神でしたが、いくつかの場所で三神を先回りするかのように、黒仏を回収して回る集団と遭遇します。
黒仏たちが集められた場所に近づくと、そこでは薬物を使用した乱交パーティーが開かれていました。
参加者の一人に三神は昔のパートナー忍によく似た女性をみつけ、戸惑います。
黒聖の村③
忍によく似た女性は花梨といい、友人の里佳に連れられてパーティーに参加したといいます。
里佳を探していた三神と花梨は村はずれで洋館を見つけ、そこに忍び込みました。
実はこのパーティーは、薬物の人体実験であり、この洋館にはそれを仕組んだ男たちが滞在していました。
そしてこの洋館の一角に、黒仏たちを集め祀っていたのです。
黒聖の村④
薬物を使った参加者たちは、突然殺し合いを始めます。
薬物にはその作用があったのです。そして参加者の一人が、毒ガスを持ち出したことにより村はほぼ全滅。
いち早く逃げ出した館の男たち、そして三神達はどうにか逃げ出しました。
戻った三神は一人だけで調査を続けるには限界があるとホーライにこぼします。そしてそのころ、三神の店の前には花梨らしき人影が立っていたのでした。
To Be Continued…
[nextmore]村祀り（むらまつり）3巻の感想
第2巻に引き続き、やはり黒仏が物語のキーになってきましたね。
一つ一つの物語の根っこに、この黒仏の話があるのでこの作品のメインストーリーになるのは間違いなさそうです。
この巻では2つの話が進行していきますが、まずは一つ目の海蜘蛛の村の感想から。
この話の舞台は島です。なかなか人目がつかない場所にあり、昔は遊郭としても栄えていたという曰くつきの島。
元遊郭というだけあって、とっても元気なおばあちゃんがたくさん。
性欲がアップする薬をホーライにねだってて笑っちゃいましたｗｗ
一方島の女たちはそこで働いていた遊女たちの子孫であるから、自分たちを食い物にしてきた男に対してどこまでも冷酷に出れるかなぁなんて思ってしまいました。
今までのお話だと、どちらかというと痛い目を見てきたのは女性が多い印象でしたが、この話においてはどこまでも女性が主役、といった感じで少し毛色が違って見えました。
もう一つの黒聖の村という話では、黒仏をめぐる陰謀が少しずつ明らかになってきました。
黒仏自体が何か呪いのようなものを持っているのは間違いなさそうですし、黒仏の周りで人が結構死んでいますがそれ自体が黒仏の力なのか、それとも黒仏に魅せられた人間の仕業なのかがはっきりしないので、これからわかってくるのかと思うと興味深いです。
それにしても三神に渡したはずの黒仏が戻ってきたときはぞっとしちゃいましたね。
黒仏のために戦う戦士を作るために薬の開発をしている描写が出てきましたが、一体それを使って何と戦うつもりなのかもまだ明らかにされていないのも気になります。
そして、この巻ではもう一つ重要な出来事が起こりました。花梨です。
三神の昔のパートナー、忍によく似た女性でおそらくこれ以降三神の新しいパートナーになっていくんじゃないかと思われます。
やっぱり、昔の恋人に似てる女性は気になるものなのでしょうか？三神と花梨の今後の関係も気になりすぎます。
もしかして恋仲になるんじゃないかと妄想しちゃったり。。。
三神は学者らしく頭が切れ、フィールドワークで培った体力もあるけれど、こういう話にありがちな暴力的な解決ではなく話が進んでいくのも、知的で素敵だなぁと想いながらサクサク読んでしまった第３巻でした。
三神さん結婚して。
3巻は特に人が首を切られたりなまなましいシーンもあり、いつになくエッチなシーンもあってちょっと興奮しちゃいました。
エロ、グロが好きな方にもおすすめです。
みんなの感想・レビュー反応まとめ
民族学者的な主人公のダークな漫画読んでたら思いがけず素敵な物に出会えた…ヒロインポジの子が3巻くらいから出て来て化学オタクってのが良い
エアロゲルね…
「村祀り」だったかな？歴史調べるのに潜入が簡単だからって漢方薬売ってる
あ、内容は大人向けで大分エロい部分もあるからこれ注意ね！— 時雨オオカミ@錆理論 (@shigureookami) 2017年9月21日
「村祀り」（山口譲司、芳文社）３巻まで読んだ。「突飛な宗像教授」って感じでけっこう好き。
— 近衛秀一 (@konoesyu) 2016年7月6日
いつの間にか村祀りの３巻が出ていた…。三神先生結婚してくれ。
— セイロン (@se1ron_tea) 2016年6月7日
ここにも村祀り３巻ないぞよ…もう密林
— ちくわぶ (@chikuwa_mochi) 2016年2月27日
[muramaturilive]国内に過疎の村が一体どれくらいあるのか。中にはこのような、祀りやしきたりを重んじる土地もあるだろう。作中の記事のような「祀りの写真を撮ると生きて出られない村」などあるのか。無いとは言い切れない。そんな風土がまだこの国にはありそうだ。作品には歴史や民俗学が詳しく織り込まれている。それがリアル感を伴い、読者の心を掴みにくる。２話目はネット社会を風刺した話に着手。ドラッグ、闇サイト、身寄りのない若者を集めての実験。だが廃村、松明、獣の面、小道具はやはり横溝正史のような世界観を作っている。次巻も楽しみだ。
