夢の雫、黄金の鳥籠の3巻を徹底ネタバレしました。
主人公ヒュッレムは側室となり皇帝からの愛を一心に受けながらも、自分を奴隷としての生活から救った男に惹かれてしまう。
二人の男の間で揺れる恋心の行く先はどこに向かうのでしょう。
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[live]夢の雫、黄金の鳥籠 3巻の主な登場人物は?
- スレイマン1世:若く、自信に満ちあふれたオスマン帝国皇帝。
- イブラヒム:スレイマン1世の側近
- ヒュッレム:奴隷としての生活から抜け出し側室となった、貧しい村出身の少女。
- ギュルバハル:皇帝の第一婦人であり、唯一の皇太子の母。
夢の雫、黄金の鳥籠 3巻のあらすじ
スレイマン1世が、ベオグラードへと進軍し長期間王宮を留守にすることになります。
後宮では皇帝のいない間に、女同士の争いが悪化していく一方です。
ヒュッレムはそれをどう耐えて、乗り越えていくのでしょうか。
夢の雫、黄金の鳥籠 3巻のネタバレ
王宮の主である、スレイマンはベオグラード遠征に向かってからすでに一か月が経過しています。
後宮では、決められたスケジュールに基づいて日々は進み、ヒュッレムもだんだんとその生活に順応を見せてきています。
生活には慣れてきたものの、スレイマンについて戦地へと赴いたイブラヒムのことが心配で、どこか心ここにあらずの状態が続いていました。
そんな中、ヒュッレムの存在が面白くないギュルバハルは、彼女につらく当たります。
それを助けたのがスレイマンの妹である、皇女ハディージェでした。
ハディージェはヒュッレムにイブラヒムの家に連れて行ってほしいと誘います。
イブラヒムは遠征中ですから、その頼みを不思議に思うヒュッレムに、手紙を出せば愛しい人が戻ってきてくれるからだと理由を告げます。
そして二人が向かったイブラヒムの家には、イタリア人アルヴィーゼがやってきます。
この時代、皇女が外国人と結婚することはまずなく、ハディージェもまた道ならぬ恋をしているのでした。
ハディージェが、イブラヒムのことを愛しい人といっていると、勘違いしていたヒュッレムは安心している自分に気付き、イブラヒムに対する恋心をはっきりと自覚しました。
そして、ハディージェの提案により、アルヴィーゼの力を借りてベオグラードにいるスレイマンに手紙を届けることになります。
遠征は成功に終わり、スレイマン達が一息ついたところにヒュッレムからの手紙は届きます。
ヒュッレムはイブラヒムにも手紙を書いていました。
それはひそかな恋心をしたためた一通の詩だったのです。
受け取ったイブラヒムもヒュッレムへの恋心に気付き、いつか名を上げ、スレイマンから褒美としてヒュッレムを賜るという考えに至りました。
スレイマン達が王宮に帰還した夜、スレイマンは本来呼ぶべき第一夫人のギュルバハルではなく、ヒュッレムを寝所に呼び、まるでイブラヒムに見せつけるように彼女を抱いたのでした。
ヒュッレムもまた、イブラヒムが出世をすれば、彼に下賜してもらえる可能性に思い至り、複雑な気持ちを抱くのでした。
夢の雫、黄金の鳥籠 3巻の感想
とにかく切ない、第3巻でした。スレイマンがいない間、彼に抱かれることなく生活はできるものの、イブラヒムへの思いは募るばかり。
後宮では敵視され、あからさまな敵意をぶつけられるヒュッレムに同情を感じずにはいられませんでした。
そんな心がすり減りそうな生活の中で、ハディージェの存在はヒュッレムにとっても、私たち読者にとっても、とても救いのあるキャラクターです。
可愛い容姿の裏に隠された、とても強い意思を武器に思いのままに生きて、はっきりとモノを言うまるでさわやかな風が吹くような存在の皇女様。
彼女と仲良くなれたことはヒュッレムにはとてもうれしいことだったに違いありません。
ハディージェの恋のこれからも気になるところです。私もあんな友達が欲しいくらいです。
そして、進軍を通じてめきめきと皇帝としての頭角を現すスレイマン、若いながらもその威厳にみちた姿はときめきを感じずにはいられません。
ベオグラード遠征では、スレイマンが町を落とすシーンが詳細に書かれていて、この漫画が単なる恋愛ものでは終わらない深みを出しているように思いました。
戦場で功績をたてることの難しさや、またそれぞれの功績の先に望んでいるもののことを考えると、そこには多大なるロマンがあるように思います。
戦場で、先頭に立ち、兵士たちの指揮を上げるべく演説をするスレイマンにはほれぼれしてしまいました。
その活躍の裏には陰でかれを支え続けるイブラヒムの存在があります。
戦場という特殊な状況下で支え合う彼らの信頼関係も物語の見どころの一つだと感じています。
率直にいってしまうと、イブラヒムもスレイマンもどちらを選ぶか難しいほど、魅力的なイケメンなのです。
ヒュッレムもイブラヒムのことが好きという自覚はありつつもスレイマンにも情がわいてきているようにも思えます。
4巻以降で、彼らの関係性がどのように変化していくのか、続きを読むのがすごく楽しみになってきました。
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