聲の形 5巻あらすじ・ネタバレ

聲の形、5巻のあらすじ・ネタバレをまとめています。

順調に映画作成が進む・・・と思われた序盤ですが、中盤〜後半にかけて一気に関係が崩れ去っていきます。

そして、自分の責任を感じる硝子はベランダから・・・。

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聲の形 5巻のあらすじ

西宮硝子(にしみや・しょうこ)と再会してから、広がり続ける将也(しょうや)の世界。永束(ながつか)の提案で始まった映画作りに硝子も誘って参加することになった将也。硝子、そして仲間たちと過ごす夏休み。何気ない毎日に幸せを感じる将也だが、心の隙間に生まれた不安が、やがて大きな波乱を巻き起こし……。

聲の形 5巻のネタバレ

第33話：ビックフレンド”N”

将也たちは永束が執筆した「ビックフレンド”N”」という作品を読んでいた
また、いつの間にか川井も映画作成メンバーの一員になっていた
帰宅すると、なぜか植野が先にあがっていた
「だって、直ちゃん（植野）も映画作りのメンバーでしょ？」と川井
そして、川井が会議を仕切り始め・・・
監督：永束
助監督：石田
カメラ：結弦
衣装：佐原
主演：真柴
出演：植野／川井
将也は硝子の名前がないことを告げるものの、無視して話に没頭する面々
さらに、永束が泣きながら走って出て行った
「奴らはポンコツだ・・・俺の映画がむちゃくちゃにされる・・・」
将也は永束を説得し、再び自宅に戻る
永束「君らにホーコクがある。西宮さんにも役割を与えることにした。俺がカントクだ！」
メンバーみんな納得

第34話：行きたくない

永束と川井が協力し原本を作成している
そして、永束は将也に仕事をお願いする
「ロケハン！エキストラ集め！道具集め！その他諸々！」
「ついでに、西宮さんに協力申請してこい！」
放課後、将也は橋に行き、硝子に協力申請する
その後、真柴が小学校に電話をし撮影場所を貸してください、と伝える
その小学校は将也の母校だった
後日、将也たちは小学校に向かう
その道中で、友達のカバンを持たされている子供を見つける
真柴が突然キレて・・・
「自分の荷物くらい自分でも持てよ」といった
真柴も昔はカバンを持たされる方だった、とのこと
将也は自分はカバンを持たせる方だった、とはいえなかった
（お腹痛い・・・学校、行きたくない）

第35話：立派な

「お前、石田じゃないか？」
学校には小学校の時の担任「竹内先生」がいた
「石田、お前東地高か？すごいな！立派になったな！お前も！なっ」
苦笑いする将也
さらに竹内先生は続けた
「あのクラスはハズレくじ（西宮）を引いたんだ。西宮はさ、イジメにあってたんだよ。かわいそうな子だった」
これを聞いた真柴は無言で水を竹内先生にぶっかけた
「石田、撮影は許可しない。さすがお前の友達だな。どーしようもないおろか者だ」

第36話：欲しかったもの

将也は思ったより成績が上がらず、映画作成より勉強を優先しようと考えていた
永束は将也に対し「お前は、友情と勉強どっちが大事なんだッッ！！」と言った
さらに「西宮さんを制作に参加させて”あげた”」という言い方にイラッとした将也
この一件以降、2人の関係がちょっとギクシャク
後日、殴り合いの喧嘩に発展するものの、硝子が仲裁に入り事無きを得る
ただ、この喧嘩以降、仲直りした様子で映画作成が再開される
将也「くだらないことでケンカ出来る相手がいて嬉しかったのかもしれない」

第37話：このままずっと

映画作成は順調に進んでいて、将也はひたすら仕事の指示を待っていた
その間、硝子を見つめている￥た
（あいつは結局、何やることになったんだろ。ちゃんとなじんでるのか？あ、笑った）
硝子は将也に向かって「あなたのおかげで夏休みが楽しい」と手話で伝えた
将也は「ずっとこの輪の中にいたい」という気持ちになっていた
夏休みがあけ、学校が再開
将也は真柴に「何で映画作りに参加しようと思ったの？」と聞いた
真柴は「石田君ともっと仲良くなれるかなって思って・・・」と答えたが・・・
過去にイジメられていたこともあり、硝子がなぜイジメられていたのか？を将也に尋ねた
この質問に胸を痛める将也
過去のトラウマが蘇ってきて、ネガティブ思考に陥ってしまう

第38話：疑心暗鬼

石田は川井に「昔の俺のこといってないよね？」と尋ねた
川井は「私がなんでもかんでも言いふらす女だと思ってたの！？」と怒りながら答えた
続けて「石田君、本当に反省してるの？口止めとかさ、カッコ悪いよ？思うんだけど、石田君ちょっとカンチガイしてない？と言った
その後、川井は真柴のところへ行き・・・
「石田君はね、昔、いじめの主犯だったの」と告白した
「いいかげんしっかりしてよ石田君。お願いだから記憶を捏造しないで・・・！真実を見て・・・！」
走って逃げてしまった将也だが、自宅近くで植野と遭遇する
事のいきさつを説明すると・・・
「インガオーホーなんてクソくらえ！」と植野が言った

第39話：所詮　他人

植野の口車に乗せられ、将也は一緒に橋に向かった
真柴は「河合さんから事情は聞いたよ。君が反省してるってこと」と言った
川井ｈが「ごめんなさい。でも石田君も悪いんだよ？」と言った
これを聞いていた植野も口を開き・・・
「川井っち、私達はこれについて石田を責める権利はない」と言った
さらには佐原も巻き込まれ言い争いに発展
そして、将也が言った
「植野、お前は川井とそう変わんねぇ。心配してるフリはやめろよ佐原。川井、心の底からあんたを気持ち悪いと思う」
結局この場は解散となってしまった
が、植野は残り将也にこう言った
「ごめんね石田・・・私がやること全部裏目に出るね・・・」
その後、真柴は将也を殴ってその場を立ち去った

第40話：デートごっこ

結弦から見た将也は「煩わしいものをとっぱらったよう」だった
そして、みんなのやり取りを手話で硝子に伝えた
将也は空元気な感じで硝子とデートをしていた
デート中、将也の頭の仲には悪いことばかりが浮かんでいた
そして、硝子はデート中に将也に伝えた
「私と一緒にいたら不幸になる」

第41話：みんな

火曜、将也は硝子、結弦と橋に行った
が、そこには誰もいなかった
結局3人で遊ぶことに
結弦は硝子の元気がないことを気にしていた
「よし、みんなで作ろう！カンゲーするぜ石田！！」と、西宮家でお菓子作りをすることに
どうやら、この日は西宮（母）の誕生日
それを祝うケーキを3人で作った
ケーキを食べている時、来週の花火大会の話題になった
で、西宮家3人と将也の4人で見ることに
その花火は永束や佐原など、映画作りのメンバーみんなも違う場所で見ていた

第42話：花火

硝子は勉強するから、と先に帰った
結弦は将也に対し「カメラを家まで取りに行ってくれないか？花火撮りたいからさ」と言った
将也が西宮家に行くと、ベランダから花火を見ている硝子が
すると、ベランダの手すりに立ち上り・・・
そこから飛び降りようとする

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聲の形 5巻の感想・レビュー

とにかく川井さんが気持ち悪いと思った巻。あなたのほうこそ記憶を捏造しないで真実を見てよ。「ほら、やっぱり立派になったじゃないか」って、あれは元担任の言葉？？手話を読み取っていることといい、元担任も思うところかがあったのだなと感じ取れた。比べるものではないが川井さんよりはマシ。真柴くんは感情が読めない、笑顔が不気味だと感じた。将也は、笑っちゃだめとか、西宮のために命を消耗したいとかばっか言うけど、将也が幸せにならなければ西宮は自分を責めて辛いばかりだ。だからラストの展開があったのだと思うが、急展開すぎた

とっても痛い、心が痛い。自分と向き合って生きて行くことって、ほんとうにつらい。人を傷つけないように、生きて行くことって、ほんとうに大変だ。でも、それでも、前に進もうとして、必死にもがいていく。共感できることだけれど、読む側のこちらも、心が痛い。そんなお話だ。石田、がんばれ！

石田は反省してるだけじゃなくて自分から硝子と再会し行動してる。全く反省せず、人を責め、自分は関係ないと逃げる川井は石田にとやかく言える立場ではない。昔自分をいじめた奴らと石田を一緒にしてる真柴も何もわかってない。その中で植野からのメールは心に響いた。彼女も反省し、変わろうとしている事が感じられた。無理してる石田の笑顔は硝子を苦しめる。石田が救われない事には硝子も救われない。

ラストも相当ですが、特に印象的だったのは竹内先生が西宮さんと石田が仲良くなっていることを知ったところです。なんか小学校の先生に立派になったなって言われたら嬉しくないですか？竹内先生だって悪者じゃなく自分の立場と価値観に従っていただけなんだと思いますた。

川井キチガイかよ。こいつにバツが付いてないのに植野ちゃんに付いてるのは何で。「乗れ」のシーンは植野ちゃんかっこよかった。しかしさぁさぁ嫌な雰囲気になってきました。西宮ちゃんもっと笑って。しかしここで母との和解？とは思わんかった。そして衝撃のラスト。まてまてまてこんなとこで終わってんじゃねぇよおおおおおおお！